初恋の人からかちうしゃさんへお手紙が届きました。
かちうしゃ、元気?
もう自分のことを「ボク」とかは言わなくなったかな?あのころのかちうしゃをなつかしく思います。
強がっているのを分かっていながら、かちうしゃにおれが「お前は強いよな」と言い逃げして別れたあの日から、もう21年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。
手紙を書いたのは、とくに用事があるわけではないんです。ただふと思い出して懐かしかったので、思いつくままに手紙に書こうと思って。ふふ。驚いたかな?
あのころのことを思い返すと、幼稚な言い合いばかりが頭に浮かびます。かちうしゃはよくおれに「友達と私ならどっちが大事なの?」とか聞いてきたよね。おれはそのたびにだいぶ引いたけど、「それは比べられないよ」と答えていました。真っ当な回答だったと思うけれど、とても不満そうなかちうしゃを今でもよく覚えています。かちうしゃは今でも友達より恋愛なのかな?
あ、そういえばかちうしゃにとっては、おれが最初の彼氏だったのかな?最初のころのかちうしゃは、わりと意地っ張りで「他の男子にもよく告白されるけど」とか嘘を言いまくってましたね。今思えばかわいいものですが、当時はカチンときました(笑)。
まだ付き合ったばかりのころ、かちうしゃはやたらと「絶対に別れないって約束して」と迫ってきましたね。おれは「おう、約束するよ」などと言っていましたが、内心「うっ…」と思っていたのをよく覚えています。約束を破ってごめんなさい。
恋愛を総合的に考えれば、おれはかちうしゃと付き合えてよかったなぁと思います。いつも不安げで泣き虫なかちうしゃと付き合うことで、自分が強くなるということを学べたように思えます。
いろいろ書いたけど、おれはかちうしゃが大好きでした。これからもかちうしゃらしさを大切に、あと、ときどき生えてくる太い腕毛を大切にして(笑)、いつか幸せになってください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. 右肩の関節を外す芸、また見せてください。
別ブログであげた方と文章一部かぶっている部分があるのであまりパターンはないのだろうか?
それとも私は見栄っ張りで肩関節を外すのは確定なのか??
自分の事僕と言う癖と見栄を張るのは本当です。
でも友達と自分を彼氏に比べさせる事はまずないですが。てか、友達のが大事だし。私が。そこは迷わないよ。
初恋の人からの手紙
高校の頃付き合っていた設定は固定らしく、必ず“21年前”って書いてあるのが切なすぎます。