籠の中の鳥は幸せか?

雨でアンニュイになっていた事と、昨日本屋でトルコのガイドブックを眺めた事、そして最近建築探偵桜井京介シリーズの文庫版最新刊が出た事、全部重なったせいでしょう。

建築探偵シリーズで“ウシュクダルの天使”という短編があります。
その中に出て来るトルコの旧家に、なんと説明すれば…あー、“どんでん返し”があります。
“どんでん返し”で良いのかな呼び方…あれっす。
壁がくるんとかえる奴。
何故トルコにそんな物がというとですね。
女性が客人に顔を見られないで接客をする為だそう。
家族以外に顔を見られる事すら許されなかったらしいです。
もちろん昔の話ですが。
今のイスタンブルは、イスラム文化圏だっけ?と思うくらい、スカーフで顔を隠している女性は少なくなった様です。(モスクは別ね。観光客でもスカーフで髪は隠します。)
閉塞感を感じるとどうもこの話を思い出しちゃって、気が塞ぎます。
トルコの昔の女性が不幸とか言う気はありません。
がその時代に今の自分がそこに女として生活していたら、多分耐えられないと思うのです。

でも塞ぎ込む気持ちとは裏腹に、その建物が見てみたいとも思うのです。
トルコのお家は可愛いからなあ…。

何故かトルコは懐かしい国です。
またいつか行きたいなあ…と願ってやまない国ヽ('ー'#)/
ひょっとしたら、前世で縁があったのかもしれませんね。
…幸せ、だったなら良かったのですが(*_*)ソンナキシナイナァ