死亡フラグが立ちました!

本屋で一目で心を奪われました…買うのは躊躇したけれどヽ('ー'#)/

死亡フラグが立ちました!”というキャッチーなタイトル。
ピクトさんが転びかけてる表紙絵。
凶器はバナナの皮?というオチの読めるキャッチ。
そして“脱力しても損はしません”という宣伝文句。
そう、全てが訴えかけていた。というか脳味噌または心が私にこう言ったのだ。“これは…買い”だと。

ところで私は欲望のおもむくまま、勘でお買い物をして数多く失敗してきた。
そう。『学習しなければ人間じゃない。』のです。
そんな訳で今回、購入まで実際には約1週間の検討期間がありました。
だってこの本、どうみても極端に逆ベクトルの結果が生じそうなんだもん。
つまりは、
“超面白かった!買って悔い無し!”
or
“………買うんじゃなかった………orz”

私の勘は8割の勝率を予測したが、私の勘が当たる率は5割。
事は慎重に当たらねばなりません。
夏は心に隙を作る…ような色気は持ち合わせてませんが、梅雨明けの晴れ続きの天気は財布の紐を緩めるのです。

そして、バクマン9巻の発売日8月4日。意を決して私はその本を手に取ったのです。
会計で並んでたら、レジ脇の新刊コーナーに平積みになってたんだもん。つい。←結局衝動買い

さて、結果としては
“面白かった。買って良かったんじゃない?”
でした。

これから読む方は、もし未読だったら“京極夏彦著:絡新婦の理”を“姑獲鳥の夏”から読んで欲しい。シリーズ1刊目から是非読んで欲しい。
6000円強掛かるけど。
京極ファンはシリーズの途中からの参入は許さない。ウチの旦那はそれが理由で未だに“鉄鼠の檻”を読めてない。…話がそれただ…。
つまり、“絡新婦の理”を、舞台を現代にして普通の作家が書いたらこんな感じだよ。と言いたいのです。
絡新婦の理は、その世界観と畳み掛ける様な語口調と言葉の洪水で、“何か…実在るかも?”と無理矢理納得させられてしまいますが、この作品は安心して突っ込めます。
“ねーよっっ!!”

読後感も爽やか。
読み終えた直後でも熟睡出来ます。
京極堂シリーズの様に3日程彼岸に心が飛ばされたりしません。
軽くて面白い。
思春期のお子様にも安心な一冊です。
心配いりません。
何と言っても“脱力しても損はしません”からd(^-^)