座談会の内容にいい加減触れてみる。

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グリーンポイント株式会社URL: http://www.gubbio.jp/index.html 様による座談会について記事を二つ書いてまだ内容に触れていないのでとりあえず座談会の様子編を書くべきだろうか・・・。

今回、選考するに当たり重視されたのは“個性的”であるという点だったそうです。

ブログのヒット数も考慮したと仰ってましたが、私の場合ジャンピング土下座(漫画で良くある、遠くから全力で駆け寄ってきて土下座のままスライディングで相手方にひれ伏すという伝説の技で、実際やれと言われたら大怪我必至の大技。無論、私出来ない。)を繰り出さねばならない様なショボさ下限なので、個性とヒット数の比率が9.9:0.1と思われ・・・Yes!色物担当という事ですね?社長!

と、まあ、己の立ち位置を確認した所で進めさせていただきます。

初めに社長からご質問を受けました。
『イタリアの雑貨と聞いて思い浮かべる物はなんですか?』

最近映画化が決定した某Web漫画のファンの私の脳裏には、実はすぐ“白旗?(降参用)”と浮かびましたが流石に口に出来ず、とはいえ何も思いつかず、適当に誤魔化してその場を凌ぎました。
イタリア→砂漠でパスタを茹でて水不足で壊滅の危機に陥りドイツに助けて貰った
のイメージが強すぎて・・・いえ、イタリア好きなんですけどね。

正直、陽気で大雑把というイメージを強く持っていたため、職人とか言っても適当に物作ってそうだなーとか・・・思ってたり・・・。

なので今回聞かせて頂いたお話や職人の拘り等で私のイタリア観は大きく変わりました。

ところで皆さんはグッビオの町ってご存知でしょうか?
私は良く知らなかったのですが、人口32,563人のイタリア共和国ウンブリア州ペルージャ県のコムーネの一つとの事。要するに山岳地帯。イタリアなのに海が無い地方だそうです。
中生代末の大量絶滅に関し、隕石落下を原因とする仮説が提唱されるきっかけとなったことでも知られる街らしい。
氷河期に関する仮説が暖かそうなイタリアで立てられたと思うとちょっと不思議ですね。当時は寒かったんでしょうが、氷河期だし。

そんなグッビオの町の起源は古く、ローマ時代以前のエトルリアの時代まで遡ることが出来るそう。この町の古い起源を裏付けるものとして、古ウンブリア語で書かれた銅板が、現在町のランドマークとも言うことが出来るコンソリ館に残されています。

そしてそのエトルリア文字をデザインに使い、現在革製品が作られているのです。
何か、ロマンだー。
古代文明好きとしてはそのエトルリア文字自体の美しさに心魅かれました。ラテン語の更に大元なんですって。
以前トンパ文字で年賀状を出した事があったのですが、来年あたりエトルリア文字、良いかもしれません。第一アルファベットに近いのでトンパより何書いてあるか解り易いし。
あ、あとこの街、“世界一大きいクリスマスツリー”のギネス記録保持してるそう。大文字焼きみたいに山全体がクリスマスツリーってお写真を拝見しました。綺麗よ。

今回はエトルリア文字デザインの物の他にも、植物の色を移した商品、珍しい陶器とのコラボレーション作品等色々見せていただきました。
作業中のお写真と説明文を拝見して驚く事に、なんと、本当に革に植物の色を移しているのです。染めてるんじゃなくて、葉っぱの上に革を広げて色を移してる!天然色素で染めていると思ってたのでこれは驚き!それで色移るんだ?って思いません??
それと植物のレリーフが表紙の商品は、なんと!革の中に植物が実際入っている!!レリーフじゃないんだ。本物が内側に存在するから盛り上がって形が透けているんだ!!

ああ、もお写真じゃなくて、実物を見て欲しい。
実はイタリア人ってスゴイんだよ!職人ブラボーですよっっ!!
日本人じゃ多分思いも付かないですよ。(我々が本来農耕民族だからであって、決して日本の職人さんを軽んじている訳ではありません。誤解無きよう。でも革製品に関しては狩猟民族の方が当然強いと思うの。)
タンニン使って革加工して天然色素使ってるだけと、誤解して参加したので感動はひとしおでした。

いやー、良い物見せていただきました。そして、実際に御説明いただけなかったら“素敵だけど、高価な革製品”としか認識しないままだったと思います。目の保養したー。

で、いい加減長くなったので、商品の紹介はまた次の記事で書かせていただきたいと思います。

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