交際観光スポットって・・・あったんだ??


アミューズミュージアム
10:00~18:00(入館は17:30)
定休日:月曜日
一般1000円、大高生800円、小中学生500円、未就学児童無料

私は、出掛けに検索して初めて知った。
国際観光スポット、だと??
一体どこにあるというのだ?

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はい、浅草寺の門を超えたら隣にドーン!!
いわれてみれば、あった様な・・・あったかも?
何時も逆サイドの伝法院通りに出てしまうので、こっち出ないからな・・・。
でも境内からもばっちり見えてました。

壁に書いてある通り、布文化と浮世絵の美術館です。
布と聞いては行くしかありません。

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常設にして企画展“BORO”展。
ぼろは襤褸のボロですよ。
もうね、配色とか無視ですよね。
端切れが出たら、継ぎ足しして、どんどん厚くなる着物。

もうね、青森の、寒過ぎて綿花育たない地方の布とか飾ってるんですけどね。
冬も麻って寒いよね。
というか、日本人でも難易度高い展示な気がするのですが。
海外の方はこれを日本のスタンダードだと思って帰るのでしょうか。

まあ、私は宮城なので、あんまり違和感ないですけど。
おしんとかもこんな着物着てましたしね。

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ちなみに、着れます。
もうなんかね、似合いすぎて違和感ないわ、私。
生地はくったくただから、意外に柔らかく、そして着物は重く、思ったほど温くないという・・・ちょっと悲しい。

青森のこぎん刺しは、防寒と補強のために衣類に糸を刺していったのが始まりとされています。
端切れに糸ザッスザッス刺す事によってね、丈夫になるからね。
端切れだって、貧乏人は手に入らなかった寒村で、涙ものの努力ですよ。
しかも、その内、乙女心が爆発して、模様とかにし始めたんですよ。
やっぱりね、可愛い物着たいもんね。解るよ。

その他、同じ手法で布団(綿とか無論ない)とかね。
裸で身を寄せ合って寝るのが普通だったらしいです。
人肌が一番温いって本当らしい。
あと、虱とか蚤とかの関係で着物は脱いだ方が良いとか。

内容は寒村のハードな生活を思って涙ぐむ感じの展示です。
一番心に残ったのが、津軽の婆ちゃんが
民俗学者・田中忠三郎に端切れの束をくれた時の事。
「わあの形見に全部やる。」
って、くださったらしいのです。
土地を離れた息子も、孫も、
『そったもん捨ててしまえ、貧乏くせえ。』
って言ったのだそうです。
でも婆ちゃんにとっては、嫁入りの時に持ってきた貴重な端切れ。
息子達をそれで作った着物で育て上げ、近所の奥さんに頼まれて、分けてあげてはとても喜ばれた、ばあちゃんの誇り。
捨てろって言われる位なら、大事にしないで、全部使ってしまえば良かったと婆ちゃんは泣いたそうです。
切ない。

BORO展の印象が強烈過ぎて、もう一つの目玉である、ボストン美術館の浮世絵のデジタル復元した物の写真が、一切ないよ。
歌麿の江戸三美人の浮世絵とか、すごく良かったんだけどな。
うん、これも見に行ってみてください。
古民具の展示もあります。

あと、屋上デッキからスカイツリーがとっても良く見えます!!
良く出来たおもちゃみたいで、建造物って感じが、私はしない。

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ゴジラ居たら、絶対へし折るね!!